2015年9月26日土曜日

あつた母親大会

 旗屋町の想念寺参をお借りしてのあつた母親大会。第一部は名誉住職の渡辺観立(かんりゅう)さんの「戦争はこうして進んで行った」と題して、対談形式でお話をうかがう形でした。
しかし、観立さんの話は途切れることがなく、小学校時代から中学、予科練への志願、航空隊に入隊し、厳しい訓練に耐えてきたが特攻隊員にはなれず、海軍のレーダーで相手の攻撃を調べる部署に配属された。その中での体験や自分の思い、友人の様子を話してくれました。特攻は飛行機だけではなく人間魚雷や水上特攻隊などもあったことも教えてくれました。一機2000円(当時)の飛行機がアメリカの航空母艦を撃沈させた。
その特攻隊には志願し、優秀な選ばれたものしかなれない。隊員の思いは「どんなことがあっても日本は勝たなければいけない。親や子どもを守るために自分が防波堤になる」という思いがあったそうです。でも飛行機で体当たりする2~3秒前の瞬間「お母さん」と叫んでいったと。  こんな少年たちを二度とつくらせてはならない。自分の時代は戦争、戦争と教育されてきた。今は自由でなんでもできる。なんでも言える。この環境、この教育を大事にしてほしい、守ってほしいと話されました。
本堂でお話が聞けた私たちはとても幸せだと感じました。毎年この会場をかしてくださる想念寺さんには感謝でいっぱいです。

第2部は、むすび座による人形劇「ゆいとケンムン」20年ぶりくらいにむすび座の人形劇を見ました。大人になっても「いいもんだな」です。